K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

泥沼

疲れていたり具合が悪かったりすれば、眠って解決する。それは昔から有効な手段として選択してきた体調管理の方法だったけれど、なぜか一昨日あたりから効果が感じられなくなってきている。
日常において調子が上がらない原因は様々にあるけれど、ほとんどは疲労かストレスか睡眠不足だ。ストレスを除けば、たいていは眠ることで問題が解消するはずなのだが、どうにも睡眠による回復効果が上手く機能していない感がある。

 

何かしらの自分では気づかないストレスがあって、それが心身のバランスを壊している可能性も考えてみるが、現状の生活における明確な不満点と言えば、先日の隣人に関する一件以外では、すぐに思いつくものがない。
その問題にしても、何度か管理会社との連絡を経て強めの対応が行われたのか知らないけれど、今週末は静かに過ごせそうな気配がある。
ここまで散々な迷惑行為を働いてきた非常識な奴だから、これで完全に意識が改められるとは思っていないし、数週間もすれば再び大きなストレス源になる気がしているけれど、少なくとも昨日や今日の私にとっては考慮すべき存在でないのは確かだ。

睡眠時間自体は6~7時間程度と、身体が満足するには十分ではないかもしれないが、一日の活動に必要な体力を取り戻す程度の水準にはあるはずだろう。
眠るのが得意ではない体質ゆえ、たまたま睡眠の質が低くなっていて疲れが取れていない説は否定できないものの、それを言うなら過去にもっと具合の悪さに苦しむ時期はいくらでもあったはずだ。
まぁ確かに、このくらいの時間には起きなければ……という意識があって、自然に覚醒するまで眠れているわけではないから、睡眠の満足度という観点では中途半端ではある。しかし、世の中のほとんどの人間は社会に合わせて身体に負担を強いているわけであって、以前の私もその流れに従事していたように、決して著しく体調を悪化させるほどの睡眠習慣ではないはずだった。
当時よりも体力が減っている分だけ、睡眠を削れば苦しくなるというのは理解できるものの、そもそも昨年の今頃だって現在と大差ない生活をしていたはずだったから、体力や気候に原因を求めるのはズレているようにも思う。

消去法では、やはり自ら意識できないレベルにある何かしらのストレスということになるのだろうか。
外的要因は皆無なので、残るは自分に関わること……真剣に考えても相変わらず自覚には至らないが、答えはわりと限られてくるかもしれない。
仮説を立てたところで、そして解決に向けて動いたところで、数日のうちに何かが起こるわけでもない。もし自身に問題があるのだとすれば、本質的には死ぬまで付き合っていかなければならない……そんな可能性を、私はふと考えてしまった。
今の私にできること。いくつか挙げていくことはできるが、何かと理由を付けて避ける選択をしていたものも少なくない。
ただ、いよいよメンタル面に支障が出るようになったとなれば、見ないふりをするのも限界ということなのかもしれない。向き合って、地道に結果を積み重ねていくことでしか安寧を得る道はない。
まだ明らかな不安は目の前に襲いかかってきてはいないけれど、いつの間にか底なし沼にハマっているということに、そろそろ気づいてしまいそうな予感がしないでもないのだ。
このまま気づかないうちに、逆にいつの間にか抜け出しているというパターンが最も不幸を減らせる気がするから、ぼんやりと目標に向けて日々の着実な行動と実績を己に課してくことにしよう。
優先度は、この日記と同じくらいの感覚で。