夜間の気温が下がってきて過ごしやすくなったので、運動不足解消目的の散歩を再開することにした。昨年は夏場でも構わずに頑張っていた記憶があるのだけれど……どうせ冬になって活動量が減少したら、筋肉が落ちて体重は軽くなり元通りになるのだから、苦しい季節に無理をする必要なんてない……ということを、今の私は、いや私の身体は、理解してしまっている。
ウォーキングの内容については、若干のアップデートというか、自身の体質に合わせて改めることにした。これまでは6km前後の距離を50分弱の時間で歩くという、ただの速歩きではない負担の大きい設定だったのだけれど、別にダイエットしたいわけではなく、むしろ増量したいのだから、過剰な有酸素運動は逆効果の可能性があったのだ。もちろん肺活量のトレーニングが無駄というわけではないが、どちらかと言えば、下半身の筋力を増やしたい。
したがって、基礎スピードは大きく変えることはなく、全体の時間および距離を短縮することにした。そして、頻度を増やすのだ。一部コースを変更して、約2.5kmを19分程度で歩く。週に一度ではなく、二日か三日に一度の実施とする。これにより、必要以上に脂肪を燃焼させることは防ぎつつ、効率的に下半身の筋トレが実現可能という寸法だ。
まぁ総歩行距離で考えると、この程度では毎日通勤していた時代には及ばないため決して十分とは言えないかもしれない。それでも、家から一歩も出ない日々と比べたら雲泥の差だ。一回の負担が軽くなったため、精神的な意味でも前向きに取り組みやすくなった。寒くなるまでに、できる限り体力の上限を増やしておきたい。
