K's Graffiti

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生存記録(20240122)

筋肉痛にならなくなった。この事実だけで、着実にトレーニングの成果が出ていると受け取るべきなのだろうけれど、個人的には困る側面もある。
年明けから、下半身の筋肉を増やす目的で軽い室内運動を続けている日々だが、最初の週は数日間まともに動けないくらいの反動が生じていたし、運動後72時間が経過しても、96時間後まで待っても、その痛みが完全に消失することはないくらい貧弱な肉体だった。それが、下旬となった今では何も感じないのだ。
レーニングにおける負荷を大きく変えていないというのは、ひとつの要因だろう。現状、あまり自覚はないものの、使って壊れた筋肉が回復して、さらに元の状態よりも強化されている証拠と言えそうだ。定期的に動かすようになった筋肉に対して、すっかり慣れた負荷を与えたところで、容易に壊れるわけがない。当然の話だ。
しかしながら、せっかく運動したにもかかわらず変化が感じられないというのは、ちょっと面白くない。筋肉痛になってくれれば、それが癒えた時に再び運動を再開するという目安にもなっていたわけで、わかりやすい反応が起こらないと次のベストタイミングがいつなのか、判断に迷ってしまう。そもそも、筋肉痛にならない程度の軽い運動でこれ以上の効果が望めるのかも不明だし、このまま続けていったとして順調に増量することができるのだろうかという疑問が生じるのも、また自然な流れではある。
足りないのであれば運動量を増やす、負荷を高める、といった方法はあるだろう。ただ、今のところは尻から太腿、脹脛にかけて重点的に鍛えているだけなので、その他の部位は貧弱なままだ。あまり無理をしすぎると、たとえば膝や腰、その他の関節を痛めてしまうリスクが伴う。理想的なのは、下半身の筋肉を休めている間に別の筋肉を刺激して、全身の体力を高めていくことだろう。ただ、適当にスクワット紛いの動きをするだけで楽に鍛えられる下半身と違って、上半身をビルドアップするためなひ大きな苦しみを味わわなければならない。少なくとも私の主観においては、トレーニングのハードルが段違いなのだ。
そもそも一般人は、毎日のように外出して歩き回る習慣があるのだから、それに倣うのであれば過剰に間隔を空ける必要はないのかもしれない。通学や通勤で、いちいち筋肉痛になっていたら社会生活に支障が出かねないし、ようやく私の下半身も標準的な最低限のパワーを得ただけのことかもしれない。しばらくは毎日の日課として、やや負荷を強める意識で様子見しながら継続していきたい。